WELCOME to LOVEACE: ラヴィースのブログにようこそ♡ 次回のARTS de 空観は6/2です

SIEM REAP

TRAVEL 世界への旅

Siem Reap(シェムリアップ)は

Cambodia(カンボジア王国)の北西に位置し

世界遺産アンコール遺跡群(Angkor)で 有名なところ

現カンボジアの源となる クメール王朝の首都である

 

Tuktuk(トゥクトゥク)に乗り 遺跡めぐりをする

仏教とヒンドゥー教が融合した バイヨン寺院(Bayon)のある

巨大な アンコール・トム Angkor Thom

「クメール微笑」と呼ばれる 巨大な観世音菩薩の顔は

訪れてから何年経っても 心に残っている

精巧で美しい彫刻でぐるり飾られた

バンテアイ・スレイ Banteay Srei =「女の砦」

そして遺跡群を代表する アンコール・ワット Angkor Wat など

 

わたし達が1番おすすめするのは タ・プローム Ta Prohm

ガジュマルの木が 寺院と「共生」している

 

樹木が遺跡を 押し潰しているようでもあるが

絶妙なバランスで お互いを支え合い

神秘的に光っているように感じて 愛おしくなった

しばらく足を止め その圧倒的な偉力を 全身で享受した♡

 

インドによる修復チームは 以前から

遺跡崩壊を危惧し ガジュマルの排除を発表している

ユネスコを中心に 議論は続いているようだが

行くなら早く!! とおすすめする

          

それはここだけでなく 遺跡群全体に言えることで

自然との調和が とても心地よかったから

 

 

もちろん 丁寧な修復と管理のおかげで

わたし達は こうして氣楽な観光ができている

その必要性もわかる だがそのために

失われることがあることを アタマに入れておきたい

 

過去に触れることは 自然に抗う ひとの強欲かもしれない

そのまま忘れ去ることが 慰めになることもある

 

 

それから シェムリアップから車で30分の

トンレ・サップ湖 Tonle Sapには ぜひ足を運んでほしい

乾季でも 琵琶湖の4倍の広さらしいが

雨季は その6倍となり 100万人ほど水上生活を有する

学校も教会も 商店も すべてある

(ただし住所不定- 隠れ移民⁉もいるらしい)

             

湖の縁には たくさんのカップルや家族が遊びに来る

のんびりと ここでピクニックするのが

地元で人氣なのだそう すごく贅沢に見えた

愛するひととの とても豊潤な時間が そこに流れていた

 

 

一転 やはり地元の市場は外せない

 

Psar Chas(プサー市場)の喧騒も この街の確固たる一面

所狭しと並ぶ商品に 人びとの日常を垣間見る

      

ちなみに カンボジアの夜は真っ暗!!

街灯が少ないこともあるが 基本ひとは外に出ない

歩くには怖い 相当な覚悟と度胸が要る

外国人観光客用(特に西欧人)の繁華街が 異様にざわめいている

夕食に出るときは お迎えの約束も Tuktukと事前に!!

               

         

そうそう カンボジア由来とされる食材「南瓜」を使った

クメール料理のスープは 絶品だった♡

ホテルでいただいたが 価格もお手頃で安心

     

逆に ミニツアーで連れて行ってもらった レストランでの

「南瓜プリン」は衝撃っ!! ← 忘れられない!!

何の味つけもない& 全く絡み合ってない 南瓜とプリンが

ただ一緒にお皿に 載っているだけだった 笑っ

       

素敵なことも残念なことも 良い想い出である

    

      

最後に少し カンボジアの内戦について

カンボジア戦争博物館 War Museum of Cambodiaが

街のはずれに ひっそりとある

雑然と 錆びた戦車や地雷などを展示しているだけ

ただすべて本物で 重い戦争の跡である

     

無口な戦争体験者が 入場料の5ドルを求めるだけで

あとは ほって置かれる

説明をお願いするも 言葉が通じない

それでも 心に響くものがある

      

日本が初めて PKOへの自衛隊派遣をした地

地雷を撤去し 平和の道を築いてきた

     

それでも未だ 多くのひとの命が失われた記憶は新しい

アンコール遺跡群のように 青々とした博物館

自然が ひとが汚した大地を 癒してくれているようだった

少しずつ少しずつ… そのことに少し救われた

         

自然と共に生きることを 改めて想う旅だった